はじめまして、ご訪問ありがとうございます。

　　皆様は「湯灌」と言う言葉をご存知ですか？

　　「湯灌」とは、お湯で身体を清めるという意味で、亡くなった方の最後の身支度を整える事

　　を言います。

　　その仕事を担っているのが、私たち「湯灌士」です。と、言っても正式な呼び名など無く　

　「納棺師」と言ったり、「おくりびと」とも呼ぶ方もいらっしゃいます。

　　国が定めた基準になる資格は有りません。勿論、それに沿った専門の学校等も有りません。

　　独自で開講している所も有りますが、資格が無ければ就けない仕事でも有りません。

　　でも、窓口は広いですが、中々、踏み込むことの出来ない世界だと思います。

　　訪れてくれた方に「湯灌」を、もっと良く知って欲しい、身近に感じて欲しいと思い、この

　　HPを立ち上げました。

　　まずは、この仕事をしている「私」を知ってください。

　　そして、「湯灌」に興味を持ってください。

　　「死」は誰にでも平等に訪れる・・・。だからこそ、大切に、安らかに、愛する人を見送っ

　　て欲しいと思っています。

　　私が、この仕事に就いて今年で２０年になります。

　　ここまで続けてこられたのは、母が亡くなった時に、火葬場で友人が言ってくれた一言、　

　　「亡くなってからも、してあげられることが有るのだと気づかせてくれた。」という言葉。

　　訪れてくれた方が、同じように感じて欲しいと思っています。そして、この仕事に就いて

　　みたいという人が増えて欲しいと思います。興味を持って頂ける事を願います。